【観葉植物の育て方】インテリアに人気のグリーンを長生きさせるコツ

小型の観葉植物ならこれ!手間もかからないサンスベリア

アフリカ原産の観葉植物であるサンスベリアは、アロエなどと同じく多肉植物に分類されます。

別名「虎の尾」とも呼ばれるほど個性的な見た目をしており、お部屋に飾るとインパクトを与えてくれるはずです。

比較的乾燥に強い植物であるため、夏の時期など日差しが強いときでもしっかり育ってくれるでしょう。

ただ、サンスベリアは、地下茎を伸ばして成長する植物であるため、放置していると鉢を突き破ってしまう恐れがあります。

そのため成長しすぎる前に植え替えを行い、置き場所も工夫してあげることが大切です。

植え替えるときは、サンスベリアを抜き、古い土を水で洗い流して約一日乾燥させます。

土は全て除去しようとすると、サンスベリアの束がバラバラになってしまう恐れがあるため注意しなければなりません。

新しい鉢植えに植え替える前に、鉢底石を置き、その上から土を敷いて植え替えます。

また植え替えた後は、1周間程度水やりをしなくても問題はないため土が完全に乾燥してしまったときだけあげるようにしましょう。

湿度が高い6~7月ごろは、もともと頻繁に水やりをする必要がないため水分が溜まりすぎないよう注意が必要です。

基本的にサンスベリアは日光を好む植物であるため、置き場所はなるべく日光がしっかり当たる場所を選ぶ必要があります。

とくに風通しが悪い場所だと、根が腐りサンスベリアが枯れてしまう原因にもなりかねません。

エアコンの風で葉が傷むこともあるので、風が直接当たる場所も避けたほうが懸命でしょう。

もしサンスベリアを屋外に飾るなら、害虫対策をほどこすことも忘れてはいけません。

ナメクジやダンゴムシ、カイガラムシなどサンスベリアに悪影響を及ぼす害虫が多く存在します。

なにも対策をしていないと葉が食べられてしまい、病気におかされてしまう危険性がありるのです。

したがって防虫ネットや駆除剤などを活用し、サンスベリアの健康を保つ工夫が必要になります。

あまりにも害虫の発生がひどい場合は、なるべく屋外に飾らないようにし、比較的安全な室内で育てるのも有効です。

健康的に育てることができれば、特徴的な形が個性を演出し、部屋のインテリアとしても映えるでしょう。

サンスベリアは種類も豊富で、部屋の雰囲気に合わせて最適なものを選ぶこともできます。

通常の葉が長細く育つタイプのサンスベリアは、アロエと似た見た目をしており個性を演出するのにピッタリです。

また葉が放射状に広がる品種も存在し、見た目が一本のバラのような形をしたものもありますよ。

その他の品種改良が施されたものが多く存在するので、好みのタイプのサンスベリアを選ぶのがおすすめです。

複数飾って部屋中を彩るのも効果的ですし、大きく育ててリビングのシンボルツリーにしてもインパクトがあります。

葉を切り分けて数を増やすことも可能な植物なので、たくさん育てたいという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

その際は、手入れと保管場所に配慮し、サンスベリアが健康に育つ環境を意識することが大切です。